ウォーターサーバーの広告では、サーバー代無料や初月の水ボトル0円といった特典が一般的となっています。
しかし、「無料」や「0円」という言葉は、一見魅力的に映りますが、何かからくりがあって「結局は高額な請求が来るのでは」「何か隠れた費用があるのでは」という不安を感じさせる部分があります。
ウォーターサーバーは実際のところ、本当に無料で利用できるのでしょうか?また、契約後に予想外の高額な請求が発生する心配はないのでしょうか?
この記事では、ウォーターサーバーがなぜ無料で利用できるのか、そのからくりについて分かりやすく解説します。
ウォーターサーバーが無料で使えるからくりとは?

ウォーターサーバーは、サーバー本体の製造費用やメンテナンス費用を考えると、本来は有料であるはずです。それなのに、なぜ会社は「無料」を打ち出しているのでしょうか。
ウォーターサーバー事業には独自のビジネスモデルがあります。ここでは、ウォーターサーバー会社がサーバーレンタル料や初期費用を無料にできる仕組みについて解説します。
水代を中心としたビジネスモデル
ウォーターサーバー会社の収益は、主に毎月配達されるボトルの利益で成り立っています。
サーバー本体の製造コストや配送・設置にかかる初期費用を無料にして、毎月のお水代から少しずつ回収することでサービスを提供しているのです。
そのため、ウォーターサーバー会社では契約期間を設定していることがほとんどです。例えば、3年契約の場合、毎月の基本料金や水代から少しずつ初期費用を回収し、2〜3年目になってようやく利益が出始める計画になっています。
初期費用の回収が不十分な段階で解約されると、会社側は利益を得られないだけでなく、投資した費用も回収できません。そのため、多くのウォーターサーバー会社が解約金を設定しています。
これは単なるペナルティではなく、会社が大きな損失を被ることを防ぐために必要な仕組みなのです。
さらに、ウォーターサーバー会社は「1回の注文につき2本以上」などの最低注文数を設定することで、安定した収益基盤を確保しています。このように、初期費用を長期の契約期間で回収しながら、定期的な水の販売で収益を上げるというビジネスモデルを確立しています。
水代以外にも費用がかかる
ウォーターサーバーは、初期費用やレンタル料がキャンペーンで無料になっても、実際の運用では様々な費用が発生します。これらの費用は契約期間中はかかり続けるため、事前に理解していないと金銭的な負担になりかねません。
ウォーターサーバー会社によって請求される費用の内訳は異なりますが、導入した際にかかる費用項目を表にまとめました。
項目 | ウォーターサーバー |
---|---|
初期費用 | 0~8,000円(平均3,000円程度) |
ボトル代(12L×2本) | 2,500~3,500円程度 |
サーバーレンタル料 | 無料~2,000円程度/月 |
電気代 | 500~1,500円程度/月 |
メンテナンス費用 | 0~5,000円(年額換算で月平均0円~500円程度) |
解約金 | 10,000~30,000円程度 |
サーバー返送料 | 無料~3,000円程度 |
ウォーターサーバーを利用する際は水のボトル代以外にも様々な費用が発生します。毎月かかる費用は世帯人数によって大きく異なりますが、一人暮らしで約3,500円、2人暮らしで4,500円、3人家族で5,500円、4人家族で7,000円が目安です。
「無料のウォーターサーバー」に不安を感じる理由

ウォーターサーバーは無料で利用できるものもありますが、やはり安すぎると「何かの罠なんじゃないか」や「詐欺ではないか」と疑う方もいるでしょう。
ここでは、無料で利用できるウォーターサーバーについて、多くの方が不安を感じている理由を具体的に解説します。
ショッピングモールでの呼び込みやプレゼントに不安を感じる理由
ショッピングモールや大型のスーパーなどでは、時折ウォーターサーバーの販売活動やイベントを実施していることがあります。
インターネット上ではこの販売活動やイベントについて「信用できない」「勧誘がしつこすぎる」といった不満の声が少なくありません。
例えば「無料でキャンペーンに参加できる」と声をかけられ、結果的に長時間の勧誘を受けることになったり、「今なら特別価格」と言われて急かされたりするケースが報告されています。
すべてのウォーターサーバー会社がそうとは限りません。しかし、なかには契約を取りたいがために強引な勧誘を行うスタッフもいます。
「無料」を前面に押し出しながらも、このように強引な対応をしているということは、背後に高額な請求をされるようなからくりがあるのではないかと不安を感じてしまいます。
声をかけられた際に、少し説明を聞くつもりがしつこく契約を迫られ、断りづらい雰囲気を出されることがあるかもしれません。しかし、現在はウォーターサーバーをWebで申し込める会社が多いため、その場で決められないのであれば、きちんと断るようにしましょう。
料金体系が複雑でわかりにくい
ウォーターサーバー会社によっては、料金体系が複雑で分かりにくいことがあります。
例えば、複数のプランが用意されていたり、オプションサービスの組み合わせの選択肢が多かったりして、実際の費用が把握しづらい場合があります。そのため、後から「思っていた料金と違う」「こんな費用がかかるとは知らなかった」ということが起こりかねません。
ミスマッチが起きないよう、契約前に以下の項目をしっかりと確認する必要があります
- 初期費用
- 契約期間
- 解約手数料
- 配送スキップ時の手数料
- メンテナンス費用
特に契約期間については、期間が長くなるほど月額基本料金が安くなる傾向があります。しかし、2年や3年といった長期間の支払いが必要になり、途中解約をすれば解約金が発生する場合もあるので慎重な検討が必要です。
料金プランの詳細が不明確な場合は、遠慮なくカスタマーサポートに問い合わせましょう。それでも、不安な点が残るようであれば、より分かりやすい料金体系の会社を選ぶことをおすすめします。
無料にだまされない!ウォーターサーバーを選ぶ4つのポイント

安心・安全なウォーターサーバーを選ぶには、4つのポイントを確認しておきましょう。
- 契約期間中にかかる費用の総額
- 毎月届くボトルの本数と容量
- 違約金・解約金の発生条件
- 無料で利用できる機種の機能もチェック
契約期間中にかかる費用の総額
ウォーターサーバー会社を選ぶ際は、契約期間中に支払う費用の総額を比較することが大切です。
例えば、ウォーターサーバー会社Aの月額基本料金が他社より高くても、初期費用やサーバーレンタル料の無料キャンペーンを実施していれば、総額が安くなるかもしれません。
反対に、月額基本料金が他社よりも安くても、初期費用やサーバーレンタル料金がかかったり、追加のボトル代が高額だったりすると、契約期間に支払う金額が他社よりも高くなる場合もあります。
このように料金体系をしっかりと理解したうえで契約することで、「思っていたより高額だった」ということがなくなります。
毎月届くボトルの本数と容量
ウォーターサーバーを契約する際は、自分の生活に合ったボトルの本数と容量を選択することが大切です。
以下は、利用する人数と水のボトルの目安をまとめた表です。
利用人数 | 月間で使用する水の目安 | 必要なボトル数(12L/本) |
---|---|---|
1人 | 約20L | 約1.7本 |
2人 | 約30L | 約2.5本 |
3人 | 約36L | 約3本 |
4人 | 約48L | 約4本 |
1カ月に届くボトルの本数は、12L×2本が一般的です。そのため、上の表を元に考えると、一人暮らしの場合は大体24L(2本分)あれば問題ないでしょう。
しかし、例えば1カ月に届くボトル本数が4本以上になるような契約では、ボトルを使いきれない場合があります。
水のボトルは3〜6か月ほどの消費期限となっているため、いつまでも置いておくわけにいきません。また、毎月新しいボトルが届くため、使いきれずにたまってしまいます。
ウォーターサーバーのボトルは、追加で発注ができることがほとんどなので、最初は少なめにして徐々に本数を増やしていくとよいでしょう。
違約金・解約金の発生条件
ウォーターサーバーを契約したものの、実際に使ってみると自分のライフスタイルに合わないと感じることもあります。その場合は解約を検討することになりますが、ここで注意が必要なのが違約金や解約金の存在です。
違約金や解約金は、契約時に定められた最低契約期間が終了する前に解約をした場合に発生します。一般的な相場は以下の通りです。
- 違約金・解約金:10,000〜30,000円程度
- 最低契約期間:1〜2年
例えば、契約期間が2年の場合、1年目で解約すると解約金が発生します。
中には解約金が極端に高額な場合や、最低契約期間が10年20年となっているウォーターサーバー会社もあります。そのため、解約時には解約金の発生条件をあらかじめ確認しておくことで、将来的なトラブルを防げます。
無料で利用できる機種の機能もチェック
複数の機種を取り扱っているウォーターサーバー会社と契約する際、サーバー代無料のキャンペーンで適用される機種が限定されている場合があります。
無料キャンペーンで選べる機種は、搭載される機能が少ない場合があるため、以下のような機能の有無を事前に確認しましょう。
- 温水・冷水の温度調節機能
- チャイルドロック(子どもの誤操作防止)
- エコモード(消費電力を抑える機能)
- クリーンシステム(衛生面を保つ機能)
基本的な温冷水の提供だけで十分という方であれば、シンプルなサーバーで問題ありませんが、小さなお子さんがいるご家庭ではチャイルドロックの機能があると安心です。
また、温水の温度を低めにすることで消費電力が少なくなるエコモードがあれば、毎月の電気代を抑えることが可能です。
まずは自分がどのような機能を必要としているか確認し、適した機種を選択しましょう。
目的を決めればウォーターサーバーの導入に失敗しない

無料という言葉だけでウォーターサーバーを契約してしまうと、結局使わなくなって解約するということもあります。
そのため、ウォーターサーバーを導入した際に、どのような目的で使用するかを明確にすることが大切です。ここでは、ウォーターサーバーの利用方法を具体的にご紹介します。
赤ちゃんのミルクや離乳食をつくる
ウォーターサーバーはすぐにお湯を出せるため、赤ちゃんのミルクを作ったり離乳食を調理したりするときに便利です。
赤ちゃんのミルクは、感染症などから守るため一般的に70℃以上の温水で粉を溶かすことが推進されています。ウォーターサーバーの温水は80℃〜90℃と高めに設定されているため、温度を調節することなくそのまま使用することが可能です。
お湯を沸かす手間が省けるため、忙しいお父さんやお母さんにはメリットがあるといえるでしょう。また、温度を下げる場合も、冷水を使うことで適温に調整しやすくなります。
おいしいお水を日常的に飲んだり料理に使ったりする
ウォーターサーバーの水のボトルは、厳選された天然水やRO水(逆浸透膜でろ過された水)を提供しています。これらは水質検査をクリアした安全で高品質な水です。
そのため、日常の飲料水として使用できるのはもちろん、調理用の水としても最適です。特に以下のような用途で違いを実感できます。
- コーヒーやお茶:カルキ臭さがないため、本来の風味を楽しめます
- だし汁やスープ:水の味が料理の味に影響するため、おいしさが引き立ちます
- 炊飯:きれいな水を使うことで、ご飯の甘みや香りが増します
さらに、ウォーターサーバーがあれば、2Lペットボトルを冷蔵庫に常備する必要がありません。冷蔵庫の中をスッキリと整理でき、食材の収納スペースの確保が可能です。
温かい飲み物や冷たい飲み物をすぐに楽しむ
ウォーターサーバーの最大の魅力は、冷水やお湯を好きなときにすぐ使えることです。
4〜10℃の冷水がすぐに出るため、氷を入れなくても冷たい飲み物をすぐに利用できます。また、お湯の温度は80〜90℃なので、スープや白湯をすぐに作ることが可能です。
コーヒーやお茶を淹れるときも、適温のお湯がすぐに使えるので便利です。特に忙しい朝の時間帯や、リモートワーク中の休憩時間にも、わざわざやかんでお湯を沸かす手間がありません。
このように、ウォーターサーバーがあれば、季節を問わず手軽に冷たい飲み物や温かい飲み物を楽しめます。
オーケンウォーターはシンプルな料金体系で迷わず選べる

オーケンウォーターは、初めてウォーターサーバーを使う方にもわかりやすい料金体系が魅力です。
月々のサーバーレンタル料は無料で、利用料金はお水代のみとなっており気軽に利用できます。
ここでは、オーケンウォーターのウォーターサーバーについて詳しく解説します。
サーバーレンタルが無料!お水代は2,648円~
オーケンウォーターのメリットとして、サーバーレンタル料が無料であることが挙げられます。
以下は、基本的なプランの料金と契約年数などをまとめた表です。
プラン | 料金 | 契約年数 | 配送周期 | 配送本数 |
---|---|---|---|---|
天然水おトクプラン | 月々3,800円~(2本セット) | 3年 | 1週~4週ごとから選択可能 | 1セット(2本)から |
天然水基本プラン | 月々4,082円~(2本セット) | 2年 | 1週~4週ごとから選択可能 | 1セット(2本)から |
RO水おトクプラン | 月々2,648円~(2本セット) | 5年 | 5日、10日、20日の間隔で選択 | 1セット(2本)から |
RO水基本プラン | 月々3,240円~(2本セット) | 2年 | 5日、10日、20日の間隔で選択 | 1セット(2本)から |
※税込み
RO水の場合、2,648円〜とかなりリーズナブルな設定です。天然水の場合は2月々3,520円〜となっており、家計に優しい設計となっています。
また、北海道を除く配送料は毎月0円となっているため、ウォーターサーバーを気軽に始められるのが特徴です。
2種類のサーバーが選べる
オーケンウォーターでは、用途やインテリアに合わせて「スマートプラス」と「スタイリッシューサーバー」の2種類から選ぶことが可能です。
スマートプラス
スマートプラスはリビングやキッチンなど、どこに設置しても違和感がないようなデザインが特徴です。重たい水ボトルを持ち上げずに足元で簡単に交換できる「ボトルスライド」方式を採用しており、片手で簡単にセットできます。
また、内部を常にクリーンな状態に保つWクリーン機能を搭載しており、天然水の鮮度を最後の一滴まで守ります。消費電力を最大60%カットできるエコモード機能付きで、一般的な電気ポットと比べても節電が可能です。
サーバー本体の駆動音や振動音を30%削減した静音設計により、リビングや寝室でも快適に使用できます。チャイルドロックは「常時ロック」「常時フリー」「ボタンを押したときのみ作動」の3つのモードから選択可能で、お子様やペットがいるご家庭でも安心です。
幅30cmのコンパクト設計で設置場所を選ばず、日頃のお手入れも簡単に行えます。
スタイリッシュサーバー
スタイリッシュサーバーは横幅30cmとスリムでコンパクトなデザインなので、狭いスペースにも設置できて邪魔になりません。圧迫感のない設計で部屋を広々と使え、ロングタイプとショートタイプの2種類から選べます。
蛇口が1つになっているため、2つの蛇口のタイプと比べて日々のメンテナンスが簡単に行えます。お部屋のインテリアとしても使えるスタイリッシュな丸型デザインが特徴で、設置場所に合わせて最適なタイプを選択できます。
安心のサポートサービスは月額330円
オーケンウォーターは、月額330円で安心のサポートサービスを提供しています。
サポートサービスには以下3つの特徴があります。
- ウォーターサーバー交換サービス
- 引っ越しサービス
- トラブル安心サービス
ウォーターサーバーのサイズが合わない、思っていた色と違うなど契約者の都合で交換する場合でも、年1回まで交換費用が無料です。さらに、引っ越しする際に現在のウォーターサーバーを引き取り、同等のサーバーを現住所まで無料で届けています。
また、お水ボトルを1セット(2本)をプレゼントします。この安心のサポートサービスでは、定期的なメンテナンスや故障時の対応が含まれており、万が一ウォーターサーバーのトラブルが発生した際でも、迅速なサポートを受けられます。
まとめ
ウォーターサーバーが「無料」で使えるからくりは、水のボトル販売を通じて収益を得るビジネスモデルにあります。
また、ウォーターサーバー会社は安全で高品質な天然水やRO水を提供し、一定期間契約してもらうことで、安定した収益を確保できます。
ウォーターサーバーは冷水や温水がすぐに利用できるだけでなく、赤ちゃんのミルク作りなど幅広い用途に対応しているのが特徴です。一方で、初期費用、解約手数料や最低契約期間など、契約する際はきちんと内容を確認しましょう。
自分の生活スタイルや利用目的に合ったプランを選ぶことで、より満足度の高いウォーターサーバーの利用が可能です。
その点、オーケンウォーターは初めてウォーターサーバーを使う方にもわかりやすい料金体系が特徴です。月々のサーバーレンタル料は無料で、利用料金はお水代のみとなっています。さらに、RO水なら月額2,648円からと、家計に優しい料金設定です。用途に合わせて2種類のサーバーから選べ、安心のサポートサービスも充実しているため、快適なウォーターサーバーライフを始めるのにおすすめです。ぜひこの機会にご検討ください。