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ウォーターサーバーの契約を考えている方の中には、生活用水にも有効活用できるサーバーの温水機能について、もっと詳しく知りたいという人も多いのではないでしょうか?
ウォーターサーバーからでるお湯の温度には幅があり、節電・ECO機能を使うとお湯の温度が低くなる仕組みのサーバーが多いです。ただし、電源オフの状態から料理やミルクづくりに適したお湯を使うためには、ある程度の待機時間を要することもあります。
この記事では、ウォーターサーバーから出るお湯の温度や熱湯が作られる仕組み、お湯ができるまでの待機時間、お湯を有効活用したレシピを解説。
加えて、お湯がぬるくなってしまう5つの原因やウォーターサーバーで熱湯を扱う場合の注意点について紹介します。
ウォーターサーバーからでるお湯の温度や仕組み、活用方法を知って、お湯がぬるい場合の原因や、気をつけるべきポイントについても確認してみましょう。
ウォーターサーバーのお湯の温度
ウォーターサーバーから給水されるお湯の温度は80℃〜90℃です。機種によって多少の差はありますが、給水されるお湯の温度には5℃〜10℃程度の幅があります。
ちなみに、オーケンウォーターのウォーターサーバーで利用できるお湯も80℃〜90℃です。身の回りにある道具を使って、手軽にメンテナンスを実施できるのが魅力ですよ。
ECOモードを使う場合は70℃〜80℃前後
ウォーターサーバーには、節電・ECOモードが搭載されているのが一般的です。このモードに切り替えると、冷水・お湯が常温に近づきます。お湯の温度は、通常時の80℃〜90℃から70℃〜80℃になり、通常時よりも低めのお湯になってしまうのが注意点です。
機種によって温度の変動幅は異なるので、契約を検討しているウォーターサーバーの機能やお湯の温度の変化に関しては、業者のホームページで事前にチェックしましょう。
ウォーターサーバーで熱湯が出る仕組み
ウォーターサーバーから熱湯が出る仕組みは、サーバーの機種によって若干異なります。基本的には、金属棒・ヒーターバンド等で電力を使って加熱していく仕組みです。
ここでは、ウォーターサーバーのタイプごとに仕組みを解説します。
金属棒を使っているタイプ
ウォーターサーバーのお水のタンク内に金属製の棒があり、電力で金属棒を加熱することで、サーバー内でお水からお湯を作れるタイプのウォーターサーバーです。
ただし、水を入れ替えるたびにお湯の温度が下がるという特徴があるので、タイミングしだいでは、ぬるいお湯が給水される可能性があることは覚えておきましょう。
ヒーターバンドを使っているタイプ
ウォーターサーバーの温水タンクの周囲にヒーターバンドがついていて、バンドに電力を通すことでお水を加熱するタイプのウォーターサーバーです。金属棒で加熱するタイプと同様に、水を補給した直後のタイミングにはお湯の温度が低くなってしまいます。
熱湯ができるまでの時間は?
ウォーターサーバーの電源を切ったり、水を補給したり、エコモードにしたりすると、80℃〜90℃の熱湯を作るまでに30分〜1時間程度の待機時間を要します。
ただし、お湯を作るまでの待機時間の長さはサーバーの機種や状況にもよるので、上記よりも短い時間で熱湯を作れることもあるのです。
ウォーターサーバーを使った温かい飲み物や料理のレシピ
ウォーターサーバーのお湯を有効活用した飲み物・食べ物には、コーヒーや粉末スープ、カップ麺などだけではありません。焼酎のお湯割りや赤ちゃんの粉ミルクづくりなど、日常生活を便利にするアイデアにあふれた使い方もできます。
ここでは、ウォーターサーバーで温めたお湯を有効活用できる飲み物や食べ物の例を知って、飲料水だけではない、幅広いお湯の使い方について見ていきましょう。
コーヒー
美味しいコーヒーを淹れるのに最適な水温は85℃〜90℃だといわれています。80℃未満のお湯でコーヒーを淹れてしまうと、酸味が出てしまうのであまり望ましくありません。
ちなみに、熱い緑茶を淹れる際の適温も90℃前後だといわれています。
その点、ウォーターサーバーのお湯は80℃〜90℃なので、美味しいコーヒーを淹れたいと考えている方にピッタリです。
オーケンウォーターのお水は有名銘水地で採水されたミネラル分が豊富なミネラルウォーターなので、味わいに深みがあるコーヒーを淹れられるでしょう。
粉末スープ・インスタント味噌汁
粉末スープや味噌汁を作るのにも最適なお湯は100℃弱です。そのため、ウォーターサーバーのお湯をそのまま使うと、粉や味噌汁が完全に溶けないことも。
ちなみに、100℃弱の熱湯で淹れるのが望ましい飲み物には、紅茶やほうじ茶、烏龍茶などが挙げられます。
ただし、リヒート(再加熱)機能が搭載された機種であれば、100℃弱の熱湯を作れます。ウォーターサーバーのお湯を使って粉末スープやインスタント味噌汁を作りたいなら、リヒート機能の有無はよく確認しておきましょう。
カップ麺
お手軽にお腹を満たせるカップ麺は、適温が100℃前後です。温度が低いウォーターサーバーのお湯をそのまま使ってしまうと、麺の一部が固いままになってしまうことも。
カップラーメンを美味しく食べたいなら、前述したリヒート機能を使うか、鍋や電気ケトルで再加熱することをおすすめします。
粉ミルク
赤ちゃんの粉ミルクを作る際には、70℃以上のお湯を使用することが大切です。というのも、粉ミルクにはサカザキ菌やサルモネラ菌が潜んでいる可能性があり、70℃以上のお湯を使用することで、その大部分を殺菌できるといわれているからです。
ウォーターサーバーのお湯は80℃〜90℃で、哺乳瓶に入れて保温すると70℃〜80℃前後の適温になり、安心して赤ちゃんにミルクを与えられます。乳幼児を子どもにもつお母さんで、安心して粉ミルクを授乳したいと考えている方にピッタリです。
参考
厚生労働省|乳児用調製粉乳の安全な調乳、 保存及び取扱いに関するガイドライン
焼酎のお湯割り
ウォーターサーバーのお湯は、焼酎のお湯割りづくりにも活用できます。ただし、焼酎のお湯割りにちょうどいい水温は40℃〜50℃です。そのため、ウォーターサーバーのお湯をコップや器に入れて置いておき、適温になるまで冷ましましょう。
お湯割りを作りたい時に、いちいちお湯を沸かす必要がないのが魅力です。
ウォーターサーバーのお湯がぬるい!考えられる5つの原因
ウォーターサーバーのお湯がぬるくなってしまう原因には、いくつかのパターンが想定されます。ここでは、ウォーターサーバーのお湯がぬるい場合に想定されるパターンを知って、もしものときに備えておきましょう。
お水が十分に加熱されていない
ウォーターサーバーのお湯がぬるい際には、お水が十分に加熱されていないケースが考えられます。ウォーターサーバーには、常に80℃〜90℃の熱湯が保温されている訳ではありません。タンク内の残量が少ないと水の入れ替え時には水温が常温に近づく場合もあります。
タンク内の水が少ない状態で水ボトルを交換した場合は、水を切り替えてから熱湯ができるまでには30分〜1時間程度の時間がかかります。ウォーターサーバーのお湯がぬるいと感じたら、まずは直近の30分以内に水の入れ替えがなかったかどうかチェックしてみましょう。
節電・ECOモードになっている
節電のためにウォーターサーバーの節電・ECOモードに切り替える方も多いのではないでしょうか?節電・ECOモードに切り替えると、お湯の温度が下がってぬるくなってしまうので、通常モードに戻してから30分程度は待機しなければなりません。
ECOモードから通常モードに切り替える場合は、30分〜1時間ほど待って適温のお湯を使うようにしましょう。
ウォーターサーバー内の水が少ない
ウォーターサーバー内の水が少なくなると、事故防止のための空焚き防止モードが起動してしまい、お湯が通常時よりもぬるくなってしまいます。「お水の残量が少なくなってきたな」と感じたら、お水を入れ替えて適温のお湯を供給できるようにしておきましょう。
コンセントが抜けている
ウォーターサーバーのお湯がぬるくなってしまうパターンとして、サーバーのコンセントが何かの拍子に抜けてしまっているということも。ウォーターサーバーは常に電源をオンにしておくものなので、当然コンセントがささっているだろうという先入観があります。
基本的なことですが、ウォーターサーバーの電源コンセントがきちんと接続されているかどうかを再確認してみましょう。
熱放射版がうまく機能していない
ウォーターサーバーは本体が長い時間起動したままなので、熱放射版という部品が本体の熱を外部に放出する必要があります。しかし、長年ウォーターサーバーを使っていると、ホコリがたまったり、故障したりして熱放射版が機能しなくなってしまうことも。
熱放射版にホコリがたまらないように定期的に掃除して、もし機能が弱まっていたり、故障していたりしたら、業者にメンテナンスをお願いしてみましょう。
お湯(熱湯)を出す時の注意点
ウォーターサーバーでお湯を扱う際の注意点は、熱湯で火傷してしまうリスクがある点です。ここでは、熱湯を扱う際の注意点について詳しく紹介します。
まずは試し飲みをしてみる
ウォーターサーバーでお湯をだす際には、まずは試し飲みをするようにしましょう。試し飲みをしてお湯の温度を確認することで、お湯がぬるくないかを最終チェックできます。
コーヒーやお茶をいれたり、粉スープやカップ麺に使ったりする場合に、間違って適温ではないお湯を入れてしまうと、美味しい飲み物や食べ物を作れません。
まずはウォーターサーバーのお湯を少しだして、試し飲みするようにしましょう。
チャイルドロックをかける
ウォーターサーバーのお湯は、80℃〜90℃の熱湯です。子どもや家庭のペットに誤って熱湯がかかってしまうと、大火傷をしてしまうリスクがあります。
出水口が子どもや動物に触れられない高さになるようにウォーターサーバーの配置場所を考え、チャイルドロックをかけて熱湯が簡単にでないようにすることが大切です。
大量のお湯を使用したらお湯は当分使えない
ウォーターサーバーのお湯は、一度に大量に使うと一時的に熱湯を使えなくなります。サーバー内のお水は一部だけがお湯として保温されているので、一気にお湯を使ってしまうと、残りの水を加熱するために30分〜1時間ほどの待機時間がかかってしまうのです。
大量のお湯を一気に使ってしまうと、お湯は当分使えないと覚えておきましょう。
ウォーターサーバーの温度についてのQ&A
ウォーターサーバーのお湯の温度に関して、よくある質問がいくつかあります。ここでは、それらの質問とその答えについて知って、疑問や悩みを解消しましょう。
サーバー内の水は常温でも使える?
冷水・温水が準備できていない状態で、常温水を飲むのはおすすめしません。常温水は細菌が繁殖しやすいという特徴があります。また、サーバーが起動していないと浄水機能が使えず、細菌を除菌するのが難しいというのも常温の水をおすすめしない理由です。
\常温水が飲めるウォーターサーバーの特徴とデメリット/
お湯の温度が100℃ではない理由
ウォーターサーバーから給水されるお湯の温度は、80℃〜90℃が一般的。100℃を超えるような熱湯は利用できない場合が多いです。
100℃の熱湯を利用できない理由には、高温を維持しようとすると電気代が高額になってしまうことや、子どもやペットが誤って熱湯を出すと危ないことなどが挙げられます。
高温を維持しようとすると、どうしても電気代が高くなってしまうのがネックです。
ただし、ウォーターサーバーにリヒート(再加熱)機能が搭載されている機種であれば、必要な時だけに100℃近いお湯を作れるので、電気代を心配する必要はありません。
必要な方は100℃前後に水温調節できるのかどうかを事前に確認しましょう。
毎月の電気代はどれくらい?
使用しているサーバーの機種やECOモードを使用しているかどうかで、ウォーターサーバーのランニングコストは変わってきます。オーケンウォーターのSmartプラスという機種であれば、毎月の電気代は474円程度におさまります(ECOモードを2回使用時)。
一般的な電気ケトルを使用してお湯を沸かすと月額900円くらいかかることを考えると、オーケンウォーターのウォーターサーバーの電気代はかなり安いことがわかります。
\ウォーターサーバーの電気代はどのくらい?/
まとめ
ウォーターサーバーのお湯の温度は80℃〜90℃で、節約・ECOモードを使用時には70℃前後になります。また、リヒート機能が搭載されていれば、100℃弱くらいの熱湯を作れるので、コーヒーを淹れたり、カップ麺の調理したりなどの用途にも有効活用できます。
ただし、電源オフ時やECOモード時、水の入れ替え時には常温に近づく、もしくは常温になってしまうので、冷水・温水を作るのに時間がかかると覚えておきましょう。
オーケンウォーターのウォーターサーバーは、30分〜40分という短時間で80℃〜90℃の熱湯を作れ、ぬるい水でも即座に温度調整できるのが魅力です。
オーケンウォーターでは、公式ホームページのお問い合わせフォーム、もしくは土日祝をのぞく9:00〜17:00に電話(0120-041-999)でもお問い合わせを受けつけております。
ウォーターサーバーに関する疑問や質問がある方は、お気軽にお問い合わせください。