ウォーターサーバーは、様々な原因で水漏れが発生することがあります。慌てて行動すると、かえって被害が広がってしまう可能性があるので注意が必要です。
以下で正しい対処法を説明するので、一緒に確認しながら進めていきましょう。
ウォーターサーバーから水漏れしたときの対処法
ウォーターサーバーから水が漏れていることを確認したら、以下の手順で対処しましょう。
- ウォーターボトルを外す
- 電源コードを抜く
- 内部に残ったお水を出す
- 業者に連絡する
水漏れが発生した場合は、状況を写真や動画で記録しておくと、業者への報告がスムーズになり、適切な対応を受けやすくなります。可能であればスマートフォンなどで撮影をしておきましょう。
それぞれ詳しく解説します。
1.ウォーターボトルを外す
ウォーターサーバーから水漏れが発生した場合は、最初にウォーターボトルを外しましょう。
ウォーターボトルを付けたままにすると、中の水が継続的に漏れ出すため被害が広がってしまいます。水漏れの原因を特定する前に、まずは被害が広がらないように水漏れを止めることが重要です。
また、ウォーターボトルを外す際は、中に残っている水がこぼれる可能性があります。床が濡れていると、滑って転倒する危険もあるので、まずは周囲に漏れている水をタオルで拭き取り、そのまま床に敷いておきましょう。
外したウォーターボトルは残っているお水の量によって重量があるため、あらかじめ安定した台や机の上に置けるスペースを確保しておくと安心です。
2.安全を確認してから電源コードを抜く
ウォーターボトルを外したら、次は電源コードを抜きます。水漏れしている状態で電源を入れたままにすると、漏電や故障の原因となる可能性があるためです。
電源コードやコンセントに水がかかっていると、感電のおそれがあるため、以下の点を確認してください。
- コードはぬれていないか
- コンセント周りがぬれていないか
- 自分の手がぬれていないか
コードやコンセントがぬれていない場合でも、必ず乾いた手で作業を行いましょう。電源プラグを抜く際気になる方は、感電のリスクを最小限にするため、ゴム手袋を使用するのも効果的です。
感電だけでなく、さらなる電気系統のトラブルを防ぐためにも、安全が確認できてから、ウォーターサーバーの電源コードをコンセントから抜くようにしてください。
3.内部に残ったお水を出す
次に、ウォーターサーバーの内部に残ったお水を出します。ウォーターサーバー内部には、水を一定の温度に保つための小さなタンクがあります。このタンクの中の水が取水口などから漏れ出している可能性があるため、すべての水を抜き取る必要があります。
給水コック(温水・冷水の出るところ)を開けて、コップやバケツを使って水を出し切りましょう。ただし、これだけでは内部の水が完全に排出できない場合があります。その際は、排水キャップをゆるめることで、スムーズに排水できます。
それでも水漏れが止まらない場合は、サーバーを玄関やベランダに一時移動させることで、床や家具への被害を減らせます。水漏れの際に内部構造に影響が及ぶこともあるため、丁寧に水を抜くことが大切です。
4.ウォーターサーバー業者に連絡をする
以上の応急処置が完了したら、最後は業者への連絡です。
水漏れしたウォーターサーバーは、内部の部品劣化が原因の可能性があり、使用を続けると故障が悪化するおそれがあるためです。
業者に連絡する際は、製品番号や購入時の保証書を手元に用意しておくと、スムーズな対応が期待できます。また、事前に撮影した写真や動画があれば、状況をより正確に伝えられます。
メーカーや販売店によっては、新しいウォーターサーバー本体との交換に応じてくれる場合もあるため、水漏れの処置が完了したら、できるだけ早いタイミングで連絡をしましょう。
ウォーターサーバーから水が漏れる5つの原因
ウォーターサーバーから水漏れが起こると、床や家具がぬれて傷んでしまうだけでなく、家電製品に水がかかることで故障につながる可能性があります。さらに、水がコンセントにかかってしまった場合、漏電や火災につながるおそれもあるため危険です。
ウォーターサーバーの水漏れの原因5つをご紹介します。
ウォーターボトルが正しくセットされていない
水漏れの原因としてよくあるのが、ウォーターボトルの設置ミスです。
ウォーターボトルは10kg以上の重さがあることもあり、上部に設置するタイプのサーバーでは腰の高さよりも上にボトルを持ち上げなければなりません。
セットする際に勢いよく持ち上げたり、斜めに差し込んだりすると、ボトルと差込口がずれて水漏れを引き起こします。
わずかな隙間でも漏れが起こる可能性があるため、新しいボトルを取り付けたときは、しっかりと奥まで差し込まれているか確認しましょう。
ウォーターボトルの破損
ウォーターボトルが割れたり、キャップに傷がついたりすると水漏れが起こります。特に柔らかい素材のワンウェイボトルは、段ボールを開けるときにカッターやハサミで誤って傷つけてしまうことがあるため注意が必要です。
また、運ぶときに落下やぶつけるなどの強い衝撃を与えてしまうと、ボトルがひび割れることもあります。表面に傷がついている場合や、キャップ部分から水が染み出しているときは、新しいボトルと交換しましょう。
排水キャップがゆるんでいる
ウォーターサーバーの排水キャップがゆるんでいると、そこから水が漏れることがあります。排水キャップはサーバーの内部タンクの水を抜くために使われる部品で、多くの場合、サーバー本体の背面についています。
清掃やメンテナンスでキャップを外した後、締め忘れやしっかりと締めていないと水漏れが起きます。もしサーバーの後ろから水が漏れているようなら、排水キャップを一度外して締め直してください。
ウォーターサーバー内部の不具合
ウォーターサーバー内部の故障も、水漏れの主な原因のひとつです。
パイプや接続部分が劣化すると、目に見えないところで水が漏れることがあります。
特に長期間使っている場合、パッキンが劣化して、隙間ができることもあります。内部の不具合は、自分で直すのは難しいため、なるべく早くにメーカーに連絡することをおすすめします。
給水レバーの不具合
給水レバーの不具合も、ウォーターサーバーの水漏れでよく見られる原因のひとつです。給水レバーは、毎日使うため、時間が経つにつれて摩耗しやすく、部品がゆるんだり壊れたりすることがあります。特に、レバーを強く押したり無理に捻ったりすると、内部のパーツが損傷し、正常に動かなくなる場合があります。
給水レバーが原因で水漏れが起きている場合は、部品交換が必要です。レバーが戻らないときや水が止まらないときには、無理に触らずメーカーに修理を依頼してください。自分で直そうとすると、内部のゴムパッキンや接続部分を傷つけてしまい、さらに悪化させる可能性があります。
また、冷水コックと温水コックのゆるみも水漏れの原因となります。レバーがゆるんでいるときは、手でしっかり締め直してみましょう。
水漏れを防ぐためにしておきたい4つの対策
ウォーターサーバーの水漏れを防ぐには、以下の4つの対策が有効です。
- ウォーターボトルを正しくセットする
- 定期的なメンテナンスを行う
- 破損しにくいウォーターボトルを利用する
- ウォーターサーバートレイを設置する
それぞれの対策について解説します。
ウォーターボトルを正しくセットする
ウォーターボトルを交換する際は、取扱説明書やメーカーのホームページに記載されている手順を確認して、正しくセットしましょう。
力任せにボトルを押し込むと、中栓が外れて水漏れを引き起こす原因になることがあります。
無理に力を入れず、ボトルをゆっくりと差込口に垂直に押し込むようにしてください。
なお、ボトルを設置した際に水がこぼれてしまうこともありますが、水漏れではないので、すぐに清潔な布巾で拭き取れば問題なく使用できます。
定期的なメンテナンスを行う
ウォーターサーバー本体の内部は、自分で確認することが難しい部分が多くあります。
そのため、内部で不具合が起きていても気づかず、水漏れにつながるケースがあります。
水漏れを防ぐためには、メーカーが提供している定期メンテナンスを利用するのがおすすめです。
メンテナンスを依頼すれば、部品の交換やサーバー本体を新しいものと交換してもらえることもあります。
ウォーターサーバーは電化製品なので、コックの交換や内部の点検を定期的に行うことで、故障や水漏れのリスクを減らせます。
定期メンテナンスを行うメーカーを選ぶことで、日常のトラブルを防ぎ、安心して使い続けられます。
破損しにくいペットボトル素材のウォーターボトルを利用する
ガロンボトルやペットボトル素材のウォーターボトルは、ビニール製のウォーターボトルに比べて、耐久性が高く臭いが移りにくい特徴があります。
ただし、ガロンボトル(硬質のボトル)は洗浄して再利用するため、環境にも優しい特徴がありますが、空ボトルを回収業者がくるまで保管する必要があり、一般家庭では場所の確保に困るケースもあります。
またガロンボトルには、有害性が懸念されるビスフェノールAが溶け出す恐れがあるため、注意が必要です。
一方、ワンウェイボトルなどの柔らかい素材のボトルは、使い捨ての場合がほとんどで、空になった後はそのままゴミとして処分できるため、保管場所を確保する必要がありません。
柔らかいといっても、傷がつきにくく耐久性のある素材でできているため、水漏れのリスクを減らせます。
それぞれのボトルには、メリット・デメリットがありますので、ご家庭の状況に合わせて選択することをお勧めします。
なお、ウォーターボトルやパックは、子どものいたずらやペットが噛んで傷つけることがあるため、手が届かない場所で保管することが大切です。
また、開封時にはカッターやハサミで誤って傷つけないよう気をつけましょう。
ウォーターサーバートレイを設置する
ウォーターサーバーの下にトレイや防水マットを設置することで、水漏れによる床や家具へのダメージを軽減できます。
フローリングの部屋だけでなく、畳の部屋で使う場合にもおすすめです。畳は水を吸収しやすく、放置するとカビが生えたり、劣化が進む原因になります。専用トレイや防水マットを敷いておけば、畳を守りつつ安心してウォーターサーバーを利用できます。
また、トレイを敷いておくことで、ウォーターサーバーの重さが直接フローリングや畳にかかるのを防ぎ、跡がつきにくくなります。
万が一水漏れが発生した際も掃除が簡単です。
ウォーターサーバートレイや防水マットは、ホームセンターやオンラインショップで手軽に購入できるため、事前に準備しておくことをおすすめします。
オーケンウォーターのSmartプラスは水漏れが起きにくい
ウォーターサーバーの水漏れを防ぐためには、使いやすさや安全性に配慮された製品を選ぶことが大切です。その点、オーケンウォーターのSmartプラスは、水漏れ対策に優れた設計がされており、安心して使用できるのが特徴です。
- 「ボトルスライド」方式で設置・ボトル交換が簡単
- チャイルドロック機能で誤作動を防ぐ
- サーバー本体の交換で劣化を防ぐ
3点を詳しく紹介します。
「ボトルスライド」方式で設置・ボトル交換が簡単
オーケンウォーターのSmartプラスでは、重たい水ボトルを持ち上げる必要がなく足元で簡単に交換できる「ボトルスライド」方式が採用されています。
この商品は、主婦の方が普段使う買い物かごをヒントにして開発されたものです。片手でも持ちやすく、正確にセットできるように工夫が重ねられており、何度も改良を繰り返して使いやすくなっています。
また、Smartプラスで使用するボトルは、中のお水が全てなくなると小さくなるため、空ボトルの保管スペースも必要ありません。
さらに、自治体の指示に従って普通ゴミとして捨てられます。
ボトル交換時の負担が少ないのはもちろんのこと、足元で作業できるので腰への負担がかかりにくいのも嬉しいポイントです。
このため、力に自信のない人や高齢者、小さなお子さんがいる家庭でも安心して使えます。妊娠中の方や重いものを持ち上げるのが難しい人にも大変好評です。
さらに、スライド方式は、ボトルをかごの中に入れてからセットするため正しい位置に設置でき、水漏れのリスクを減らす効果も期待できます。簡単で安心、そして体に優しい設計が、毎日の生活をより快適にしてくれます。
3種類のチャイルドロック機能で誤作動を防げる
オーケンウォーターのSmartプラスには、水漏れを防ぐための3種類のチャイルドロック機能が搭載されています。この機能は、小さなお子さんやペットがいる家庭でも、安心して使用できるように設計されています。
誤操作による水漏れやトラブルを未然に防ぐため、「常時ロック」「常時フリー」「ボタンを押したときのみ作動」の3つのモードを用途に合わせて使い分けられるのが特徴です。
「常時ロック」
一定時間操作がないと自動でロックがかかります。冷水と温水の両方が常にロックされるため、誤って触れてしまっても水が出る心配がありません。外出時や目を離したい時にも安心で、特にペットや小さなお子さんがいる場合に役立ちます。
「常時フリー」
チャイルドロックを解除した状態で使えるモードです。この設定では、毎回ロック解除をする手間が省けるため、忙しい朝や短い時間での作業中に便利です。ただし、このモードを選ぶ場合は、誤操作の可能性が低い環境での利用がおすすめです。たとえば、小さなお子さんやペットがいない家庭や、頻繁に使用する家庭ではスムーズに使えます。
「ボタンを押したときのみ作動」
必要なときだけロックを解除するモードで、水を使う際にボタンを押してロックを解除する仕組みです。このモードでは、誤って触れても水が出ないため、ペットがサーバーに触れることの多い家庭や、小さなお子さんがいる環境で安全に使用できます。
サーバー本体の交換で劣化による不具合が起きにくい
オーケンウォーターのウォーターサーバーは、内部メンテナンスが不要な設計になっています。そのため、内部を定期的に清掃する手間がかからず、安心して利用できるのが特徴です。また、内部を分解して掃除する必要がないため、誤った取り扱いによる不具合や破損のリスクが少なく、長期間快適に使い続けられます。
さらに、オーケンウォーターでは一定期間ごとにウォーターサーバー本体を交換するサービスを行っています。この交換サービスは、長期間使用による部品の劣化や不具合を防ぎ、水漏れのリスクを大幅に軽減することを目的としています。新しいサーバーに交換することで、常に清潔で安全な状態を保ちながら、安心して利用できます。
外側の差込口や冷温水レバーなど、日常的に触れる部分については、お客様自身でお手入れを行う必要があります。普段のお手入れはサーバーの外側だけで済むため、初めてウォーターサーバーを使う方にも使いやすい仕組みになっています。
交換条件と費用について
- 無料交換の場合
規定の利用期間が満了した後は、サーバー本体を無料で交換します。
規定期間は契約内容により異なりますが、通常は約2~5年が目安です。また、通常使用範囲内での故障や破損していても、無料で修理または交換対応が可能です。 - 有料交換の場合
契約規定利用期間内(約1~2年)にサーバー交換を希望する場合や、通常の使用範囲外での破損・汚損があった場合は、有料での交換となります。有料交換の料金は5,500円(税込)が目安です。
また、デザインの変更や特定の機種への変更を希望する場合にも、有料対応となることがあります。
まとめ
ウォーターサーバーは、自宅で気軽においしい水を楽しめる便利なものですが、水を扱う特性上、水漏れが起こる場合もあります。
しかし、水漏れの多くはサーバーそのものに原因があるのではなく、ボトル交換時の不具合や差し替えの仕方で解決できることがほとんどです。
まずはメーカーのホームページや取扱説明書を確認し、正しい対処方法を試してみましょう。
ウォーターサーバーの水漏れが心配という人は、オーケンウォーターのSmartプラスがおすすめです。
オーケンウォーターのSmartプラスは、「ボトルスライド」方式により、重いボトルを持ち上げる必要がなく、正確にセットできるので、ボトル設置時の水漏れを防げます。
また、3種類のチャイルドロック機能を搭載しており、誤操作による水漏れやトラブルも未然に防ぐことが可能です。
さらに、Smartプラスは内部メンテナンスが不要な設計で、利用者の負担を軽減しています。定期的な本体交換サービスを利用すれば、部品の劣化による水漏れのリスクを大幅に減らすことができ、清潔で快適な使用環境を維持できます。
長く安心して使いたい人にオーケンウォーターのSmartプラスは最適です。ぜひ検討してみてはいかがでしょうか。