健康被害が指摘されるPFAS(ピーファス)とは?使用製品や身を守るための対策ついてご紹介 | 《公式》オーケンウォーター

健康被害が指摘されるPFAS(ピーファス)とは?使用製品や身を守るための対策ついてご紹介

  • 2024年8月14日
    • お役立ちコラム
健康被害が指摘されるPFAS(ピーファス)とは?使用製品や身を守るための対策ついてご紹介
健康被害が指摘されるPFAS(ピーファス)とは?使用製品や身を守るための対策ついてご紹介

本文の内容をまとめた動画です。ぜひご覧ください。

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ニュース番組で話題になり世間を度々騒がしているPFAS(有機フッ素化合物)ですが、具体的にどのような健康面でのリスクがあるのか知りたいという方も多いでしょう。

自分や家族が飲む飲料水に有害物質が混入しているリスクがあるとわかれば、その有害物質から身を守るための行動をとりたいと考えるのが普通ですよね。

この記事を読めば、PFASやPFOS、PFOAの特徴や用途、水道水に混入する理由、PFASを摂取することで想定されるリスクについて理解できます。

水道水に含まれるPFASのリスクを理解した上で、浄水器やウォーターサーバー、市販のミネラルウォーターを利用する選択肢も考えてみてはいかがでしょうか?

PFAS(ピーファス)とは

PFAS(ピーファス)とは

PFASとは有機フッ素化合物の総称です。数千〜1万種類以上の有機フッ素化合物が存在し、物質によって高い耐熱性やはっ水性、はつ油性、汚れ・薬品への耐性を発揮します。

有機フッ素化合物は炭素とフッ素の結合を含む人工の有機化合物です。構造がとても安定しているので自然には分解されにくく、体内に蓄積しやすいという特徴があります。

PFASはありとあらゆる製品を柔軟に加工できる物質として幅広く使用されてきましたが、近年になってその有害性について報告されるようになってきました。

PFASが使われている製品

PFASは汚れや薬品、熱に強く、油や水も弾くという万能物質です。その加工のしやすさから、私たちの身の回りにある製品の製造工程で広く使用されてきました。

具体的には、以下のような製品や用途に使われています。

  • フライパンや炊飯ジャーのコーティング
  • スキーやスノーボードに使うワックス
  • ピザやケーキなどの持ち運びに使う厚紙
  • お菓子などに使われている包装紙
  • 消化器の中に入っている泡消火剤
  • 半導体の表面処理剤
  • 金属メッキ液
  • 工業塗料への添加剤
  • 布の防水加工
  • はっ水加工剤
  • 自動車の製造
  • 家のフローリング

幅広い製品に使用されており、私たちはPFASに囲まれて生活していると言っても過言ではありません。私たちの生活を便利にしてきたPFAS。これからの時代は、PFASの汎用性だけでなく、健康上のリスクについても議論していかなければなりません。

PFOSやPFOAとの違い

PFASは有機フッ素化合物の総称ですが、その中でも代表的な物質にPFOS・PFOAがあります。これらの物質の特徴や用途は以下のとおりです。

PFOS(ペルフルオロオクタンスルホン酸)

アメリカ産の界面活性剤。油や水をはじき、主にはっ水剤や消火剤などに使用されてきた

PFOA(ペルフルオロオクタン酸)

耐久性があり、油や水をはじく界面活性剤。フライパンのフッ素加工や食品の包装紙などのコーティングに使用されてきた

フッ素樹脂加工のフライパンに使用されてきたPFOAですが、健康への影響はどうなのでしょうか?日本弗素樹脂工業会によれば、2015年までに主要なフッ素樹脂加工業者は環境対応を完了し、現在ではフライパンの製造にPFOAは使われていません。

またそれ以前に製造されたフライパンに関しても、PFOAはほぼ残存していないことが判明しているので、残留PFOAを過度に不安視する必要はありません。

参考
神奈川県公式ホームページ|有機フッ素化合物に関するQ&A

PFASが水道水に含まれる原因

PFASが水道水に含まれる原因

PFASは幅広い製品の製造過程で使用されており、家庭でもフライパンや衣類、包装紙、はっ水スプレーなど、PFASを排出する環境が至る場所にあります。

使用されたPFASが分解されずに河川や井戸、海などに流れ込み、それが微生物やプランクトン、魚類たちによって生物濃縮され、高濃度のPFASが検出されることも。

河川の水をろ過することが多い水道水にも、PFASが混入しているおそれがあります。

2020年に環境省が日本の143地点(河川や地下水、湧水、海水など)で行った調査によれば、12都道府県の21地点において基準値を超えるPFOS・PFOAが検出されました。

また、東京の多摩地域や沖縄県で地域団体が行った調査では、地域で暮らす住民の血液の中にPFOS・PFOAが検出されるなど、人体への悪影響が懸念されています。

米国アカデミーの基準では血液1ミリリットル中、20ナノグラムのPFASが含まれていると、「健康への影響が懸念される」状態であることを示しているとされます。

米国アカデミーの基準では血液1ミリリットル中、20ナノグラムのPFASが含まれていると、「健康への影響が懸念される」状態であることを示しているとされます。

『多摩地域のPFAS汚染を明らかにする会』が住民を対象に行った調査によれば、国分寺市(93%)、立川市(74%)、武蔵野市(70%)と、住民の過半数に基準値を超える量のPFASが検出されたことが判明し、地元住民やメディアを震撼させました。

また2023年12月4日の東京MXテレビの報道によると、『PFASの問題を調査する市民団体』が多摩地域の150ヶ所を調査した結果、立川市で基準値の62倍のPFASが検出されました。水道水には使用されていないとされていますが、同団体は調査を進めています。

分解されずに自然環境や生物に蓄積していくPFAS。水道水の危険性は、水源の環境に左右されます。PFASの調査結果は、水道水の安全性を判断するための重要な指標です。

水道水にPFASが含まれている可能性や疑惑が高まっている以上、市販のミネラルウォーターやウォーターサーバーなど、より安全性の高いお水を購入するのも手でしょう。

参考
環境省|令和2年度有機フッ素化合物全国存在状況把握調査の結果について
東京MXプラス|PFAS 基準値の60倍超を検出も 市民団体が多摩地域で水質調査
愛知県公式ホームページ|浄水場のしくみ-上水道施設の紹介
時事通信社|「PFAS」対策で今夏に指針 健康被害懸念、発がん性指摘も―水質管理の徹底要請へ・環境省
全日本民医連|新たな公害PFAS

PFASの危険性や健康被害

PFASの危険性や健康被害

PFASは分解されずに体内に蓄積されてしまうという非常に厄介な特徴があります。

しかも、PFASを長期的に摂取していると発がんリスクが上がり、ホルモンの働きを妨げ、免疫機能を低下させるおそれがあります。

WHOの専門組織である国際がん研究機関(IARC)はPFOAの発がん性を「可能性がある」から「発がん性がある」に位置付け、PFOSを「可能性がある」と認定しました。

PFASは水分や食べ物を経口摂取するだけなく、料理道具や化粧品、包装紙、衣類に至るまで幅広く使用されており、知らず知らずのうちに蓄積されてしまうこともあります。

中でも水や食べ物は生きていくためには必要不可欠です。水道水や食べ物に含まれるPFASを長年にわたって摂取していると、健康被害のリスクが高まってしまうのです。

参考
東京新聞|PFOAの発がん性、最高の「ある」に2段階引き上げ WHO専門組織 汚染問題PFASの一種

PFASに対する国や企業の今後の対応

PFASに対する国や企業の今後の対応

PFASの危険性や健康リスクが叫ばれるようになってきた昨今。徐々にではありますがPFASの規制や水道水に含有されるPFASの基準値が定められつつあります。

ここでは、国内外における規制と基準について見ていきましょう。

米国・欧州の対応

米国環境庁は2021年10月にPFAS汚染対策に関するロードマップを公開し、2023年3月にはPFASの「国家統一基準案」を発表しました。

新たな基準では、PFASの中でもとくに高い毒性があると考えられているPFOS・PFOAを個別の「汚染物質」として特定し、1兆分の4までという濃度レベルに規制しています。

他にも飲料水のPFASを削減するための20億ドル規模の資金が拠出されたり、食品医薬品局(FDA)が1兆分の1の濃度のPFASを検出できる検査方法が開発されたりしています。

米国の素材企業3MもPFASの2025年までの製造、使用の中止を検討しているようです。

EU諸国でもPFAS規制に向けた動きは加速しており、EUの化学物質規制のREACH規制の対象にPFASを加え、PFAS使用の最終製品も輸入規制される可能性が高まっています。つまり、PFASの問題は海外に製品を輸出する日本企業にも大きく関係してくるのです。

このように、米国やEU諸国ではPFASの規制に向けた機運が高まっています。

参考
JETRO|米環境保護庁、飲料水中のPFASについての国家統一基準案を発表
JETRO|米FDA、PFASに関する食品のサンプル調査結果のアップデートを公表

日本政府の対応

日本政府は欧米で腎臓がんなどの発がん性リスクが発表されたのをきっかけに、PFOS・PFOAの製造や輸入、使用を2021年までに禁止。2020年からは水道水に含まれているPFOS・PFOAの残留量を1リットルあたり50ナノグラムに規制しています。

この基準値は「毎日2リットルの水を飲んでも問題ないレベル」だと言われています。

リスクや健康被害に関しては未知数な部分が多く、法的拘束力の有無については議論が行われている最中です。今後の法律改正や規制の動向には注目が集まっています。

参考
時事通信社|「PFAS」対策で今夏に指針 健康被害懸念、発がん性指摘も―水質管理の徹底要請へ・環境省

PFASが含まれた水から身を守るための対策

PFASが含まれた水から身を守るための対策

PFASは身の回りにある物質で、水道水にも混入しているリスクがあります。水道水を飲み水や料理用水として使っている家庭にとっては、具体的な対策法が知りたいでしょう。

ここでは、PFASから身を守るための3つの対策方法についてご紹介します。

1.浄水器を使用する

水道水を利用している家庭では、浄水器を使うことをおすすめします。浄水器を使用している家庭では、PFASの濃度が比較的低かったとする調査結果もあるのです。

ただし、浄水器だけでは全てのPFASを取り除くことは難しく、PFASが多い水源の水道水を使用している限りは、PFASの健康リスクについて考えなければいけません。

煮沸消毒してもPFASは除去されないどころか、濃度が高くなってしまう可能性もあるので、きちんと浄水器を使って水道水のPFAS対策をするようにしましょう。

2.ウォーターサーバーを利用する

ウォーターサーバーを利用する

ウォーターサーバーのボトルウォーターは、国内の厳選された採水地で採水された天然水やRO膜で不純物が限りなく除去された水などを提供しているケースが多いです。各メーカーで定期的に水質検査を行っている場合もあり、安心して飲めるお水だといえます。

できる限りPFASを避けたいと考えているなら、定期的に水質検査を行っていて、PFASやその他の不純物が検出されていないメーカーのお水を選ぶのがおすすめです。

市販のミネラルウォーターを利用するのもPFAS対策としては有効。お水の採水場所や含有成分についてチェックした上で、気になる商品をピックアップしてみましょう。

オーケンウォーター採水地の水質検査の状況

オーケンウォーター採水地の水質検査の状況

ウォーターサーバーを提供しているオーケンウォーターでは、国内の採水地で厳しい水質検査を実施しています。具体的には、以下のような基準を設けています。

  1. 水道法第20条第3項に基づく水質検査(51項目)
  2. ミネラルウォーター類の規格基準(44項目)
  3. 食品製造用水検査(26項目)

合計121項目に及ぶ厳しい検査基準があり、年1回のペースで実施しているのが特徴です。また独自に2ヶ月に1回のペースで放射性物質検査も実施しています。

そして、PFASの含有量を計量調査した結果、 全ての井戸で水道法が定める水質管理目標設定項目の暫定目標値を下回っている事が確認されています。

PFASと同様に発がん性のリスクが報告されている硝酸態窒素及び亜硝酸態窒素の含有量も基準値が10mg/Lに対し、0.1mg/L未満しか検出されていません。

このように、オーケンウォーターでは厳しい水質検査を定期的に実施しているので、トリハロメタンやPFAS、亜硝酸態窒素が限りなく少ない安心・安全なお水を利用できます。

オーケンウォーターのサーバーなら安心して水を飲める!

オーケンウォーターのサーバーなら安心して水を飲める!

この記事では、PFAS(有機フッ素化合物)の概要やPFOS・PFOAとの違い、どんな製品に使われているのかを紹介しました。また、水道水にPFASが混入してしまう原因や健康リスク、PFASから身を守るための対策についても解説しました。

PFASは分解されづらく、自然界や生物の体内の中に蓄積する特徴があります。PFASの中でもPFOS・PFOAは発がん性が報告されており、長期間の摂取は避けたいところです。

しかし、近年の調査で東京の多摩区や沖縄県などの水源を中心として、基準値を大幅に超えるPFASが検出されました。また、該当地域の多くの住民の血液からは基準値を超える量のPFASが検出されたこともあり、水道水の危険性が広く認識されはじめています。

PFASから身を守るためには、水道水を浄水器でろ過する方法や市販のミネラルウォーターを購入したり、ウォーターサーバーを契約したりといった対策法が考えられます。

浄水器によるろ過は不完全で、より確実に安全で美味しい水を飲みたいなら、ウォーターサーバーを契約して、新鮮で美味しい水を宅配してもらうのがおすすめです。

オーケンウォーターでは、厳正な水質検査や放射性物質検査を定期的に実施中です。国内の銘水地である富士山麓・京都丹波・大分日田といった水源から安全性が担保された美味しいお水を、月々3,800円〜のお得な料金でご利用いただけます。

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ライター

O-ken・暮らしと天然水編集部
O-ken・暮らしと天然水編集部

【監修者:近藤宏之】 ウォーターサーバー業界13年。コールセンター部門・法人営業部門・メンテナンス部門の責任者を経て2023年取締役社長に就任。業界13年の知見と経験を元に、お客様に役立つ情報を分かりやすく発信しています。 安全で安心、鮮度の高い美味しい天然水をお届けするオーケンウォーターの宅配水。 暮らしと天然水編集部では、お客様にウォーターサーバーのある便利な暮らしや、天然水の活用方法、知っておきたい豆知識などをわかりやすく発信していきます。 ウォーターサーバーでお悩み・お困りの時は、お気軽にお問合せ下さい。

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